魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」

魍魎の匣
12 /31 2008
科学の再婚!?
それはどういうこと??

久保もまた犠牲者だった・・・

久保は匣に入った加菜子を見て、通りものに当たってしまったんですね。
たしかにインパクトありますよね・・・;

1話冒頭の久保の小説は、実際に久保の身に起きたことだった!

雨宮が愛していたのは・・・加菜子!
陽子さんじゃなかったのか!

ロリコンだったんですね!?

いやいや愛とは穏やかな日常の繰り返し。
その通りだと思います。。。
でもそんな日常も簡単に壊れてしまうんですね・・・
通りものに出会ってしまえば。

雨宮は加菜子の手足を、加菜子が見たいと言っていた湖へ運び、水葬に。
愛ですね。

湖で見つかったバラバラの手足は加菜子のものだったんですね!
血液型が違うって言ってたのは、違う遺体のだったっけ・・・?
よく覚えてないですが・・・ちゃんと調べなかったんでしょうか・・・
匣の少女を久保に見せたのは・・・雨宮!

雨宮は須崎を撲殺して匣の加菜子を奪い、逃避行。

久保は祖母の葬儀に行く電車の中で、雨宮の持つ箱の中身を見てしまい・・・

って、見せちゃダメー!


「生きている・・・
なんだかひどく男がうらやましくなってしまった!」


生命維持装置の匣の家から持ち出して、そのときまだ加菜子が生きてたのかどうか分かりませんが・・・
雨宮にとっては、もうそんなことはどうでもいいことなんでしょうね。
匣の加菜子とずっと一緒にいられるんだから・・・。


美馬坂が美しいまま生かしたかったのは、妻の絹子。
でも絹子は病気を治せない美馬坂をなじり、そんな父を陽子さんは・・・


「加菜子は父の子なのです!」


陽子さんが美しいときの母親になりたかったのは、父親を男性として愛していたからなんですね・・・
木場さん、かわいそう。。。。・゚゚(ノД`)


脳があれば体はいらないという美馬坂。
そんな美馬坂に京極堂は

「意識は脳だけで作り出されるものじゃない
脳は鏡だ!
機械につながれた脳が生み出すのは、機械の意識だ」


脳は体の反射で働いてる部分が大きいですよね。
体がなくて脳だけになったら、人なのかどうなのか。。。難しいですね。

そして機械につながれ、人ではなくなってしまった久保は。。。

「私はもう人ではない 魍魎だ
私の実体は私の方ではなく
匣の方なのだ

私は 魍魎の匣だ・・・!



「この人が父をかみ殺しました
この人を私が殺しました」


屍を食らう魍魎となった久保。
もう最後は壮絶なことに・・・;

久保は花火と一緒に、空に。。。


「美馬坂陽子・・・殺人ならびに傷害の罪で逮捕する
取り縄は、あんたの方が得意だったハズだがな
・・・悪者、御用じゃ・・・」


木場さんは、思いを寄せる陽子さんに自分の手で手錠をかけます。
カッコよかったですね。


関口がむこうに行っちゃわないで良かったです。
京極堂がちゃんと心配してくれてたおかげですね。

むこうに行かないように、つなぎとめてくれる誰かがいることは幸せなことだけど・・・

雨宮は今も愛する加菜子の匣を抱えています。
それは雨宮の望んだ穏やかな日々なのでしょうか。。。

「幸せになることは簡単なんだ
人をやめてしまえばいいのさ」



人であるから、いろんな苦しみがあって。
それらから解放されるには、人をやめればいい。



「降りてしまうんですね。残念だなぁ
せっかくどこまでも行けるのに」


雨宮は電車に乗って行っちゃいましたね。
なにが幸せなのか、本人にしかわからないことですね。。。


「それでも、私はなんだかひどく
男がうらやましくなってしまった」


ダメですよ関口さんw


結局、久保は望んだ匣の少女を得ることはできず、自分が匣に入れられてしまいました。
もしかしたら久保がほしかったのは、自分の心の隙間を埋めてくれるぴったりの匣だったのかもしれませんね。
関口と違って最後まで1人ぼっちだった久保は、見方によっては可哀想な人だったのかも・・・
だからってやったことに同情はできませんが。。。

魍魎は怖いけど、どこか美しくて、きっと魅力的なんでしょうね・・・。
私も通りものには気をつけよう・・・

やっと事件は解決ですね
京極堂さんは13話中2回しか外出しませんでしたね!
最初の数話は登場すらしなかったし(ノ∀`*)
次に出会う事件はどんななのか、気になりますw










魍魎の匣 第二巻(DVD) ◆20%OFF!


関連記事

コメント

非公開コメント

いやぁ、改めて見終わるとつくづく加奈子が可哀想になってきます・・・。
友人に突き落とされるわ、遺産相続、延命の為に生きたまま解体されるわ、挙句小さくなった加奈子は雨宮に連れ去られるわ・・・。
雨宮には愛の逃避行でしょうが加奈子は・・・どうだったのでしょう。

アニメの演出で、誰かの主観イメージを映像化(あえて榎さんの脳内イメージは見せない)に最初と惑いましたが、関口がとてもあやうくなる様は本当に上手い演出ですね・・・。

もう何年も前に読んだ原作で記憶もうろ覚えですが、原作ではもっと深く書かれています(久保がどうして生きたまま手足を切断しても死なないと思えたのか、何故自ら匣に入る事となったのか。)あと、劇中でも何となくわかると思いますが、頼子が頼子母に対する感情と陽子が絹子に対する感情が多少似通ってる辺りとか。
京極の薀蓄は続きます。w

あぁ・・・何か見終わってからとても不安定になるアニメですね><w
劇中TVが恐ろしいと言う関口、現代で言えばPCはまさに魍魎の匣ですよね?

こんばんは!

空子さん こんばんは♪
どんなラストになるのか楽しみにしてましたが、スッキリ終わって良かったです(笑)
それでも最終回にも色々と衝撃の事実が明らかに…
雨宮さんの事とか、美馬坂が加菜子の父親だったとか
ホント色々な思いが複雑に絡みあってたんですね(汗)

当初は京極堂さんの出番がなくて焦らされましたが、後半の謎解きでの活躍がカッコ良かったです♪
もっと京極堂さんの謎解きが見たいので、他の作品もアニメ化してくれると嬉しいですね(笑)

関口さんには通りものに当たらないように気を付けて欲しいですねw
久保にとっては、あの匣は余程魅力的に見えたんでしょうね…
最後まで楽しめた良い作品でした!

ではでは、来年もお付き合い宜しくお願いします!!

ななしさんへ

コメントありがとうございます♪
本当ですね!加奈子の気持ちを考えてくれる人、誰もいなかったですね・・・;
みんな自分の気持ちを勝手に押し付けてて。。。
加奈子が1番の犠牲者ですね・・・可哀想です。

関口は本当に危なかったですねi-201
久保の小説を関口が演じてたりしてたので、最初は関口が犯人なのかと思ってましたw

>あえて榎さんの脳内イメージは見せない
そうですね。私みたいな素人だと真っ先に榎さんが見てるものを映像にしてしまいそうですが、あえて見せないのが考えられてますね。

原作はもっと久保の心情が描かれてるんですね!
かなり分厚いみたいですが、読んでみたいです♪
母娘は特に思春期は難しいとこがあるのかもしれないですね・・・大人が汚く見える時期というのは、ありますよね。。。
陽子はさらに複雑な心情だったみたいですが(ノ∀`;)

>見終わってからとても不安定
そうですよね~;みんなが持っている心の闇みたいなものが描かれてるのでしょうか。。
私もいつ雨宮みたいに電車に乗ってしまわないとも限らないんですよね・・・
考え出すと関口みたいに深みにはまってしまいそうですねw

>PCはまさに魍魎の匣
確かに!
この魍魎は中毒性があって魅入られてしまいますね(´Д`;A)
私も魍魎に支配された生活になってしまってるかもしれませんね;気をつけないとi-201
面白いお話、ありがとうございました♪

流架さんへ

コメントありがとうございます♪
本当に、どうなるかと思いましたが、ちゃんと解決してくれましたねw
京極堂さんの謎解き、カッコよかったですね(≧▽≦)
榎さんの活躍ももっと見たかったですが、何気ないセリフとかが良かったです。

美馬坂と陽子の関係には、驚きました!
そして雨宮がすきなのが加菜子っていうのも・・・i-201
人の心は分からないものですね~。
いろんな想いのせいで事件が複雑になるのが、うまいつくりですね。
関口さんが通りものに当たらないように、これからもしっかり京極堂さんに見張っておいてもらわないといけないですねw
また違うお話もアニメで見てみたいです。
毎回コメントやTBでお世話になりました♪

トラックバック

魍魎の匣 13話 魍魎の匣、あるいは人の事

とうとう衝撃の事実を迎えたクライマックス。今期一番面白かったです

【妄想147】魍魎の匣 最終話 「魍魎の匣、あるいは人の事」 感想

一日も早い 「科学の再婚」の        成就を願う 多くの輩に捧ぐ- この言葉から最終回は始まった これは 「魍魎の...

魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」 【感想】

「それでも私は何だか酷く…」 「男がが羨ましくなってしまった…」 全てが解決した最終回は爽快だったね。今思うと第4話で加菜子(...

魍魎の匣 第13話 最終回 感想

 魍魎の匣  第13話 魍魎の匣 あるいは人の事 感想    -キャスト-  京極堂(中禅寺秋彦):平田広明  榎木津礼二郎:森川...

「魍魎の匣」第13話(終)

 第13話「魍魎の匣、あるいは人の事」(終)美馬坂は、絹子の病を治すために、機械人間の実験に励むようになったと言うが、京極堂の見解は違った。彼が言うには、美馬坂は老いて醜くなる絹子を見て嫌になっていく自分の心を紛らすため、研究に没頭していたというのだっ...

魍魎の匣 第13話 『魍魎の匣、あるいは人の事』

人を止めてしまえばいいのさ――。 京極堂によって解かれる真実…。 久保を狂気に走らせたものとは――。 年の最後までひっぱった謎もやっ...

魍魎の匣 第13話(最終話)「魍魎の匣、あるいは人の事」

今年の謎もついに最終回です。

魍魎の匣 第13話(最終話) 「あるいは、人の事」 感想

  私の実態は 私の方では無く 匣の方なのだ 私は 魍魎の匣だ・・・・・! 魍魎の匣 第13話(最終話) 「あるいは、人の事」 の感想...

魍魎の匣  #13 「魍魎の匣、あるいは人の事」

「幸せになることは簡単なことなんだ。人を辞めてしまえばいいのさ」 うおぉおおおおーっっ! キタ! 最初で最後の神回がキターーーッ!...

魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」

どうも春です~ 魍魎の匣の最終話見ました~ うん。 クオリティー高須。 やはり久保は研究上で頭だけで生きていました。 そして久保がバラバラ事件を起こすようになったきっかけは箱に入った加菜子を見たため… その時に箱を抱えていたのが雨宮。 雨宮は加菜子の...

魍魎の匣 第13話(最終回) 「魍魎の匣、あるいは人の事」 感想

最終回ということで、物語の核心についてのネタバレがありますのでご注意ください。 魍魎の匣 第13話(最終回) 「魍魎の匣、あるいは人の...

「魍魎の匣」第13話最終回 魍魎の匣、あるいは人の事 【感想】

 いやあ、面白かった。  今期一番かな。  作画&動き、脚本、声優、と三拍子揃った良質アニメでした。  やっぱ、この調子で他の京極堂...

アニメ「魍魎の匣」13話 魍魎の匣、あるいは人の事

終わった。 最後はあまりひっぱらないでそれほど余韻の残る感じではなかったがまあいいかな。 しかし、なんていうか原作を本気であんまり覚...

魍魎の匣 第13話(最終回) 「魍魎の匣、あるいは人の事」

「捕縄は、あんたの方が得意だったはずだがな」 今年最後のアニメ感想記事です。

魍魎の匣 第13話(最終話)「魍魎の匣、あるいは人の事」

魍魎の匣 第二巻(DVD) ◆20%OFF! 定価 3,150円 (税込) 販売価格 2,400円 (税込 2,520 円) 送料別 魍魎の匣 第13話(最終話)「魍魎の匣、あるいは人の事」の感想です。(※原作未読です) /| |/__ ヽ| l l│<ハーイ ┷┷┷ ※以下ネ..

魍魎の匣 第13話(最終回)「魍魎の匣、あるいは人の事」

事件解決・終幕へ-----------!!?あぁ、ようやく難解で毎回レビュー書くのにものっそ気を使った作品が終わって行くのですね・・・。最後にすべて胸のつかえが回収されるのか?それだけを願って見続けた1クールでございました(^^)美馬坂の研究所の今の身体は・...

魍魎の匣全13話 

さて感想は書いていませんでしたがちゃんと視聴していたので見終わった感想でも途中ハッキリ言って色々とゴチャゴチャと別のお話や視点が入ってしまったりしてかなり混乱した作品でした終盤のなぞ解きにしても登場人物が多くまたちょっとわかりにくい表現もあったりしたの...

魍魎の匣 第13話「魍魎の匣、あるいは人の事」

「美馬坂幸四郎、最後に貴方の物語を語って頂きましょう」 ついに一連の事件に終幕が…!! 全ては美馬坂の執着が生んだ魍魎だったんですね… ...

アニメ「魍魎の匣」 第13(最終)話 魍魎の匣、あるいは人の事

屍を喰らう、魍魎。 「魍魎の匣」第13話のあらすじと感想です。 光景。 (あらすじ) 建物は、美馬坂が考えた新しい人体のデザインだっ...

『魍魎の匣』#13「魍魎の匣、あるいは人の事」(最終回)

「あなたは多くの他人の心に魍魎を植えつけてしまった」 美馬坂が行った行為により、多くの人に魍魎が植えつけられたと語る京極堂。 「こ...

魍魎の匣 第13話『魍魎の匣、あるいは人の事』

新年初レビューが「魍魎の匣」・・・いいのか? 何とも13回でキレイに纏めてくれたものですが、花火だけは謎だった(汗) いや~美馬坂と花火って合わないね(爆)!!

魍魎の匣 13話(最終回)

第十三話 「魍魎の匣、あるいは人の事」 怒濤(?)の解決編。

(アニメ感想) 魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」

魍魎の匣 第二巻 [DVD]クチコミを見る 美馬坂の研究所に、今収まっている意識の主が久保だと告げる京極堂。関口ら全てが部屋の中を見回す中、京極堂は、ごく普通の若手の幻想作家だった久保を殺人鬼に変えた原因を明かし始めた。養母の葬式に出るため夜行列車に乗った?...

魍魎の匣 第十三話 「魍魎の匣、あるいは人の事」

匣館と化した久保…久保もまた被害者であった。 久保が当たった通り物…雨宮の持つ匣に入った加菜子を見て、その人生が急変する。   ...