刀語　第10話「誠刀・銓」

刀語

10 /16 2010

なんのために戦うのか・・・？

とがめと鑢七花に問いかける、彼我木輪廻！
今度の相手は仙人！

誠刀「銓」の所有者・彼我木輪廻（ひがきりんね）は、対戦相手の苦手なものの姿に見える仙人。
実体のない鏡のような存在。
相対するものは自分の記憶を覗くことになる。

ここ奥州・陸奥の百刑場は、目の前で父親を殺されたとがめにとって忌わしい故郷。
とがめは生前の父親を苦手としていて、愛情と入り混じった複雑な心境なんですね。

でも過去と向き合わなければ前には進めない。
それは七花も同じ。
今回は禅問答みたいな話でしたね。

「キミはなんのために戦う？
私の命を犠牲にして、キミはなんのために戦う？」

「決まっている、とがめのためだ
オレはとがめの為に戦っているんだ
とがめと出会ったその日から、オレは
とがめの為でなければ、戦ってこなかったってことだ」

刀として生きてきた七花にとって、とがめのために生きるということは人として生きることなのかな。
人間らしさを身につけた七花は、四季崎記紀の最後の刀だった！
１３本目なの？
七花のことも幕府に差し出さないといけないんでしょうか・・・

とがめの戦う理由は父親。
刀を集め終わって目的が達せられたら、とがめは何のために戦っていくんだろう。
とがめの生きる理由は七花にはならないのかな？
彼我木輪廻は、戦いは虚しく悲しいものだと言っていたけど、２人はいずれその意味を知ることになるんでしょうか・・・

過去を受け入れた、とがめの晴れやかな笑顔が印象的でした