閃光のナイトレイド 第5話「夏の陰画」

西尾と同じ傷を持つ、男と女。

西尾を待ち続けた愛玲。
愛してると自分の体に同じ傷をつけた西尾。
その言葉が嘘だったのかは誰にも分からないけど、同じ傷は残り続けてる。
西尾は帰らないと言いつつも、ずっと待ち続けてる愛玲がテンプレだけど切ないです。


「子供の頃、割れた竹を踏んだ
遊んでいたときにな。友人と」

殺された西尾の足には、葵と同じ傷が。
伊波葛が写真に写った共産党員・西尾にこだわったのは、幼なじみだったから。
葛が子供の頃の思い出にこだわるのは、現状に納得できてないけど望むべき未来も見つけられないからですよね・・・。西尾と無邪気に夢を語った日もあっただろうけど、今はずっと流されてる。
対して西尾は理想のために進み続けてた。

だけど西尾は死んで、葵は生きてる。
人の心は飲み込んで、歴史は動き続けてく。
歴史に名が残ることのないただのスパイの死が哀切でした。

桜井機関の４人はみんな過去に縛られてるみたいだけど、その呪縛から自由になれる日は来るんでしょうか・・・




　

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