鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST　第30話「イシュヴァール殲滅戦」

鋼の錬金術師

11 /01 2009

イシュヴァールでなにがあったのか・・・

そこにあったのは地獄。
リザさんの口から語られるイシュヴァール殲滅作戦は、人の所業とは思えない悲惨さです。
でも、この残酷さもまた人。

「なぜ国民を守るべき軍人が、国民を殺しているのですか？」

殺さなくては殺されるから。
与えられた任務だから。
それが軍人の仕事だから。

戦場という特殊な場所で自分を保てる人は少なくて、キンブリーは冷酷だけど揺るがない信念があるから人気があるんでしょうね。

「１人の力などたかが知れている
ならば私は自分で守れるだけ、ほんのわずかでいい、大切な者を守ろう」

そして自分に出来ることをしっかりと見据えるロイ大佐。
わずかでも同じ想いの同志がいることが、どんなにか心強いです。
その想いがあれば、いつか世界は変えられるのだと信じたいです。

「みんなが幸せに暮らせる未来・・・信じてもいいですか？」

殺した者にできるのは、忘れないことだというリザさんの言葉がとても重いですね。
多くの人の命を奪ったリザさんの手と、殺せなかったエドの手の対比。
そこには超えられない隔たりがあるんでしょうね・・・
撃てないという人間らしい気持ちと、その気持ちを捨ててまで大切な人を守ろうとする気持ちと、どちらが正しいとは言えないですね。。

原作の悲惨なシーンはカットでしょうか？？
わりとコンパクトになってましたね。
過去のシーンの乾いた色使いが印象的。

アルはジェントルマン！

「アルフォンス様ぁ～♪」ってなるメイ・チャンがかわいいｗ

重い話でしたがラストはアルが道化になって明るく締めましたね。
余韻がない気もするけど、暗くなりすぎないようにでしょうか。
そしてマルコーさんはどうなったのか・・・！？