化物語 第10話「なでこスネイク 其ノ貮」

人を呪わば穴二つ。

地獄少女かと思いましたｗ
千石撫子にかけられた呪いは１つじゃなかった。
撫子が振った男の子と、その男の子を好きだった撫子の友達。

阿良々木くんが、蛇が２匹だって、もっと早く気付いていたら、男の子は死なずにすんだ・・・
死んじゃったんですよね・・・たぶん男の子は。蛇に締め付けられて。
前回冒頭の阿良々木くんの後悔は、これだったんですね。


もともとそんなことになるハズの呪いじゃなくて、撫子が間違った方法で蛇切縄を切ろうとしたから逆に怪異の力を強めてしまったそうです。
軽い気持ちでかけたのかもしれないけど、他人を憎いと思って呪う気持ちは本物。
報いを受けるのが当然だとしても、やっぱり後味はよくないですよね・・・
助けようとする阿良々木くんの心情は理解できます。

でもそれは撫子ちゃんへの裏切りかもしれない。

撫子を呪った相手まで助けようとした罪悪感と、後悔。
重い、話ですね。


撫子のことは助けられたけど、男の子になにかあったら、たぶん呪いと関係あるって気付くだろうし、撫子ちゃんはまた傷つくことになるんでしょうか。。
友達に呪われたと知っても誰にも相談できずに、１人で解決方法を探そうとしてた撫子ちゃんは、好きだった暦お兄ちゃんに助けてもらえて純粋に嬉しかったと思います。
でもアララギ君にとっては、撫子は記憶の片隅にかろうじて残ってたくらいの存在。

大事なのは「撫子」じゃなくて、目の前の人を「助ける」こと。
それは撫子であっても、呪いをかけた見も知らない男の子であっても、一緒。
アララギ君にとっては同じ価値ってことですよね。
優しいけど残酷って、こういうことなのかなぁ。。。


「暦お兄ちゃん、ちゃんと見ててね
撫子のこと、ちゃんと見ててね
私を見て・・・暦お兄ちゃん・・・」

優しいのは、いいことだけど。
アララギ君は、悪くないけど。
撫子ちゃんの気持ちを考えたら、ちょっと切ないですね。
アララギくんの特別には、まだ戦場ヶ原さんもなれてないのでしょうか？

全員を助けられたら１番いいんだけど、１人の力はそんなに大きくはないですね。
今回の苦い後悔が、これからの阿良々木くんにどう影響するのか気になります。



　

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