不確定なものの存在しない世界。
鬼神にとって恐怖のない世界。
でもその世界には、大切なものが欠けていました。
マカとソウルが戻ったとき、ブラック☆スターとキッドは倒れ、結界の中に立つのは鬼神のみ。
黒血に飲み込まれ、正気で戻ってきたマカとソウル。
鬼神は、恐怖のない自分には勝てないと言います。
マカに恐怖があるかぎり。
「鬼神阿修羅!
オマエの魂、いただくよ!」
マカとソウルは魂の共鳴!
マカは、すべてをかけた一撃を鬼神に放ちます。
「魔人狩り!」
マカが母親から受け継いだ退魔の波長。
その力はすべての魔を退け、不浄を滅すると言われています。
もしかしてマカ母が最強?
しかし、鬼神には傷一つつけられず、ソウルが倒れてしまいます。
「お前に問う
オレは魔なのか?それは過ちだ
オレの発する狂気は、不浄のものか?
違う・・・狂気は誰の心の中にも存在する感情だ
もちろん、お前の心の中にもな」
鬼神があげるマカの恐怖。
期待される重荷、苛立ちや恫喝、焦り、怒り・・・痛み。
弱い人間だから、恐怖を感じる。
でもそれは、鬼神自身のこと。
だから、恐怖を取り除かなければ不安でたまらない。
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