鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST　第56話「大総統の帰還」

鋼の錬金術師

05 /09 2010

大総統無双！

キング・ブラッドレイが帰ってきました( ´ ▽ ` )ﾉﾀﾀﾞｲﾏｧ
戦車の砲撃の中、駆け抜ける大総統がカッコよすぎるｗ

今回も前回に引き続き、大人たちの戦いざま、生き様が鮮烈です。
なんだか主人公が活躍しないですねｗ

ブリッグズ軍によって中央司令部を制圧したのもつかの間、大総統の帰還により形勢は逆転。
たった１人で次々ブリッグズ兵と戦車をなぎ倒していく大総統。強すぎです(ﾟдﾟ；)

「私の城に入るのに、裏口から入らねばならぬ理由があるのかね？」

あくまで正面玄関から入ろうとする大総統と、扉を死守しようとする大人たち。
勝てないと分かっていても、引けない戦いがあるんですね・・・
バッカニア大尉も、ファルマン准尉も、ここにいるのは守るべきものを守ろうとする強さを持った立派な大人たち。

そして、それを見過ごせない強欲グリード！
グリードを見てると、欲深も悪くないと思えますｗ
欲望って、生きることそのものなのかも。
だからグリードだけ他のホムンクルスと立ち位置が違うのかな？
屋根から飛び降りるのがカッコイイ(*>∀<*)

大総統が、ファルマン准尉の名前を覚えてたのはちょっと意外な感じですよね。
蛮勇だといいながらも、全力で向かってくる者には全力で相手をする。
大総統には武士の魂がありますねｗ

もう１人のオジサン、ホーエンハイムパパも自らの過去と向き合い、戦っていました。

「オレは、自分の中にいる５３万６千３百２９人全員と、対話を終えている」

かっこいい～(・ ∀・)
やっぱり人と人が分かりあうには、対話しかないんですね。
言葉だけじゃ足りないけど、それでも何度も言葉を紡いで、何度も向かい合って。一歩ずつ歩み寄って。
とても非効率で時間のかかる方法だけど、そうやって理解しようとしなければ先に進めない。
個々の力は小さくても結束すれば、大きな力に対抗することができる。それがホーエンハイムの答え。

でもそれすらも嘲笑う、フラスコの中の小人の圧倒的な力・・・

黒いのがお父様の中から出てきちゃいました(||ﾟДﾟ)ﾋｨｨｨ

目がいっぱいだけど、千と千尋のカオナシみたいなｗ
得体の知れないラスボスの造形が、シンプルで妖怪みたいなのが、日本的な感じがしますよね。
作者には自然への畏敬の念があるのかな。
少年マンガとしても異色な感じです。

バージョンアップしたお父様と、無双状態の大総統！
圧倒的な力の前に、普通の人間はどう戦えばいいのでしょうか。